らくらく後片付け




調理道具は調理しながら片付ける。
調理中はキッチンを出来るだけ広く使いたいもの。使った鍋やボール、包丁などは
流しの中に積み上げておかずに、調理の合間に洗うようにする。また、まな板も使
うたびに洗うとよい。肉や魚を切った後は湯をかけるとたんぱく質が固まり、汚れが
とれにくくなるので水で洗うように。焦げ付いた鍋はしばらく水につけておいてから
洗う。また、油で汚れている鍋は先に洗うと流しが油っぽくなるので、食後、食器な
どを洗い終えた後に洗うとよい。洗い終えたものは水けをよく拭いてから片付ける。



同じ皿を重ねて運ぶ。
食卓から流しへ運ぶときは、油で汚れた食器をのぞいて
同じ形のものどうしに重ね、残り物があれば一番上の器
にまとめて運ぶ。油で汚れた食器を重ねないのは、裏側
まで油で汚れるのを防ぐため。



こびりついた汚れをふやかす。
ご飯粒がついた茶碗や、食べ残しがへばりついてなかな
かとれない器は、洗いおけにはった水の中に入れて5〜
6分つけておけば、汚れがふやけて落としやすくなる。湯
を使えば、より一層汚れおとしが簡単に。油けのあるもの
がこびりついた場合は、食器の中に湯をはってしばらくお
くとよい。



まず、デリケートな食器を洗う。
割れやすいグラスや大切にしている器から洗う。お湯で丁
寧に洗い、ふきんを敷いたトレーなどの上に伏せて水けを
きる。こうして割れやすいものは先に洗って、他の洗いも
のと別にしておけば、壊す心配が少なくなる。油けのない
グラスなら、お湯で洗うだけで十分きれいに。



汚れの少ないものから洗う。
汚れの少ない湯飲みや茶碗、汁椀から洗う。油分のついて
いない食器は、洗剤を使わずゆで丁寧に洗うだけで十分き
れいに。



油汚れは湯で流してから洗う。
油汚れがひどくギトギトした皿は、洗う前に熱いの湯でざっ
と流してから、表示どおり薄めた中性洗剤をつけたスポン
ジで洗う。原液を使うことは不経済なだけでなく、手荒れの
原因にもなる。みかんを食べる季節は、むいた皮の内側の
白い部分で拭き取るのも一案。



よくすすぐ。
洗剤で洗い終わった食器は、小さいものから十分にすすぎ
洗剤を完全に洗い流す。湯ですすぐ方が早く乾く。



水きりをする。
水きりかごに、水がよくきれる状態で食器を入れる。皿は端
に立てて並べ、茶碗や鉢は伏せて置く。量が多い場合には
小さいものから順に重ねていく。ただし重いものを上からの
せないように注意。また箸や箸置などの小物は、箸立てに
いれる。水きりをしている間に、洗い残した調理器具を洗い
ゴミ処理をする。



まな板を洗う。
まな板は使うたびに洗うが、最後にもう一度クレンザーをつけ
たたわしで洗い、十分に水ですすいで、水けをきり、流台の端
に、まな板立てなどで立てておく。風通しの良いところならベス
ト。※後回しにしておいた、焦げ付いたり油で汚れた鍋などが
あれば、ここで洗う。この時、フッ素樹脂加工のフライパンは
たわしなど硬いもので洗うと、表面が傷んでしまうので注意。
フライパン、中華鍋は洗ったあと、から焼きをして乾かしてか
ら収納場所へ。



10 ゴミの処理をする。
生ゴミは水きりのできる専用ゴミ袋に入れるか、新聞紙にくる
むなどして、所定の袋に入れて捨てる。このとき水をよくきら
ないと、悪臭の原因になるので念入りに。長い間置くことも悪
臭の原因になるので、ゴミはこまめに捨てる習慣をつける。
ゴミを入れる三角コーナーなどは洗剤をつけたたわしで洗い
汚れが目立つようなら、キッチン用の漂泊剤につけて消毒
する。



11 収納する。
洗った食器を所定の位置に収納するが、まだ乾ききっていな
い場合には、乾いたふきんで拭いてから収納。ふきんがぬれ
てきたら、新しいものと取り替えて。食器棚の中は、よく使う食
器を手前に、重いものは下に入れるようにする。また、小さな
器の上に大きな器をのせるなど、無理に重ねていれるのは、
器を傷つける原因になるので注意。



12 ふきんを洗う。
最後にもうひとがんばり。その日に使ったふきんを集めてつ
け置き洗いをする。まず、洗いおけにぬるま湯約2Lを入れ、
茶さじ1杯の洗濯用洗剤をよく溶かす。そこへ使ったふきんを
浸し、2〜3回押し洗い。一晩つけ置きし、翌朝一番に手早く
すすいで、干す。こうすれば、漂白剤を使わなくても真っ白に
仕上がり、布地も傷まない。黄ばみや取れにくい汚れが目立
つときは、表示どうりに薄めた漂白剤に浸して。